邦画オススメ映画|短編、ショートフィルム|その②ネタバレなし!『点』紹介

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おす!ばんさんです!

今回は邦画短編、ショートフィルムオススメ映画その①

を紹介!

山田孝之さんが出演と企画協力を行なった、yonigeさんのメジャーデビュー曲をベースに作成されたショートフィルム。

山田孝之、中村ゆりファンならもちろん。
yonigeファン、そしてお芝居のレベルの高さによるエモさを感じたい人に超オススメの映画となっております!

知っている方も知らない方も、ぜひ最後までご覧になってください!
元脚本家のばんさんが独自の目線でこの映画のオススメポイントを紹介していきます!

ばんさんのプロフィールはこちら

では早速まいりましょう

映画詳細

点 イメージ
引用元:映画.com

制作国

日本

監督

石川慶

主要キャスト/登場キャラクター

山田孝之 / 高志

中村ゆり / ともえ

天光眞弓 / ともえの母

上演時間

26分

あらすじ

田舎町で床屋を営む理容師の高志(山田孝之)。夏のある日、幼馴染で高校時代の恋人・ともえ(中村ゆり)がやって来る。14年ぶりに再会した二人。あの頃と今が交錯して、会話はどこかぎこちない。「結婚式のためにうなじの毛を剃って」とお願いするともえ。高志は少し戸惑いながらも、ともえを店の中へ案内する。

引用元:フィルマークス

視聴できるサブスク

現在、

U-NEXT
Amazonプライムビデオ
Hulu

でご視聴できます!

オススメポイント

出演もしている山田孝之が

yonigeのデビュー曲「ワンルーム」

からインスパイアを受け、

映画『愚行録』で長編映画デビューを果たし、第73回ヴェネツィア国際映画祭オリゾンティ・コンペティション部門に選出された石川慶監督と共に作成したショートフィルム作品。

久々の再会する幼馴染とのあるひと時。
高校時代の恋人だったともえが、父を継いで田舎で床屋を営む高志の元に現れる。

今どうしてるか、前こんなことあったよね。そんな話をするわけですけど。

14年前の曖昧な記憶。かつて恋人同志だった過去。そして今の自分達。

お互いが自分の話を積極的に話し始めないところや、相手のことを必要に探らないところ。うわべだけの会話を気を遣いながら進める。

とにかくこの

嫌いになって別れたわけじゃなさそうな二人。

その再会による会話の空気感がめちゃくちゃエモい!

中村ゆりさん演じるともえの艶っぽさ。目のやり場に困る山田孝之さん演じる高志。だからってどうこうなりたいとかそうゆうわけじゃなくて…その、元気そうでまぁよかったよ

みたいな!この空気感がたまらんのです!

シンプルな作り箱に未整理のまま詰め込まれたリアル

石川慶監督のコメントでこのような話がされていました。

Yonigeと山田孝之。はじめ話をもらったときは、ぜんぜん意味が分からなかったんですが、曲を聞いたらすぐにピンと来ました。すごくシンプルな作りの箱に、あえて未整理のまま詰め込まれたリアルで繊細な感情。そんな表現者たちのコラボなんだな、と。それを踏まえ、今回の短編は物語もあえて作りすぎず、シンプルな箱に山田孝之と中村ゆりという、リアルで繊細な表現者二人に入ってもらうことにしました。短編というより、セッション、エッセイと呼びたくなるような、素敵な作品になったと思います。

引用元:映画ナタリー

田舎の理容室というシンプルな作り箱に
子持ち、亡くなった父を継いで田舎で働く高志と
上京し、久々に帰ってきた未婚のともえ

最低限の情報だけわかっている二人を
ポンっとその箱に入れる。

それにより生み出される芝居がコメント通り、

リアルで繊細。
優しくもあり他人事でもある。
遠くはないけど縮まらない絶妙な距離感なのです。

見ていて、

この二人この後どうなるんだろう。
はっ!今の会話って、どう思ってるんだろう!
あーーーじれったい!けど、そうなっちゃうよねぇーーー

何にも例え難い気持ちになります。唯一言えるのは

とにかくエモいのであります!

ばんさん的オススメシーン

エモいエモいしか言ってなくてちゃんとオススメできているか不安なところではありますが…

作中に流れる音楽は冒頭のピアノとエンドロールだけで、とにかく二人の芝居カメラアングル、セットだけで上質な時間を作り上げているわけです。

最初に見た時、もしかしたら

え、このペースで話進んでいくの?

と思うぐらい丁寧に、言い方を変えればゆっくりスローテンポで話が進んでいきます。

今回はそんなシーンの展開について少しお話ししますね!

結末の無いストーリー

結末の無いという表現は少し過剰なものにはなりますが、この映画

言うなれば
起承転結でいうところの ” 起承 ” だけでストーリーが終わるのです

簡単に要約すると

起:二人が久々の再会
承:高志はともえの接客を終える

ぐらいの話なのです。

つまり、この後二人がどうなるかは見た人の想像におまかせしますよ!的な終わり方をするわけです。

物足りない?いや、それでいいんです。それがいいんです!

短編作品。上演時間は26分。

26分でこのストーリーの転結まで持っていくとなると、大事にしていた繊細さや、全体の空気感がなくなってかなり味薄になってしまうと思います。

実際、リアルで同じような状況が起きている例があってもその後二人が何かあるなんてことはほとんどなくて。発展するのはドラマの世界だけな気もします。

そのリアルな感じも楽しんでくださいよ!
純粋にこのひと時にドキドキしましょうよ!ってことです。

モヤモヤとしていて少しじっとりしている。微妙な空気感の漂い。

これを感じれる映画。長くても短くてもダメ。

エンディングで流れる、映画のベースともなったyonigeの「ワンフレーム」を含めて26分。

これでいいんです。これがいいんです。

最後に

いい映画ほど説明するのが難しいのかもしれません。
あれも伝えたい!これも伝えたい!
技術とか制作エピソードとか、そうゆうの一旦忘れて純粋に面白い!
あーでもこれ言っちゃうとネタバレになっちゃう

なんて葛藤が増えるものです笑

前に話した通りこの映画はyonigeさんの「ワンルーム」という映画をベースに作られています!

引用元:youtube

エンディングでも流れますが、ぜひ歌詞も見ながら聞いてみてくださいね!
個人的にはPVの雰囲気も結構好きです!

現在、『点』は下記のサブスクでご視聴できます!

U-NEXT  Amazonプライムビデオ  Hulu

邦画、短編映画、ドラマで映画をお探してでしたら、ぜひご覧になってみてください!

最後までご覧いただき誠にありがとうございます!!
では、また違う記事で!ばんさんでした!おす!

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