おす!ばんさんです!
今回は邦画短編、ショートフィルムオススメ映画その⑥
『閃光』
の紹介!
共感性のある恋愛あるあると『閃光』という名の下、あるひと時の男女の関係を描いたエモエモなオススメ映画です!
知っている方も知らない方も、ぜひ最後までご覧になってください!
元脚本家のばんさんが独自の目線でこの映画のオススメポイントを紹介していきます!
では早速まいりましょう!
映画詳細
引用元:Amazonプライムビデオ
制作国
日本
監督
主要キャスト/登場キャラクター
田中一平 / 和也
葉媚 / 月華
小西悠加 / 元カノ
長尾卓磨 / バー店員
※小西悠加様、長尾卓磨様の役名の詳細が不明でしたご了承ください。
上演時間
36分
あらすじ
かつての恋人が結婚することを知った和也。悶々とした気持ちを抱えたまま歩いていた彼は、公園でブランコに揺られる台湾人の女性・月華と出会う。互いに寄り添い、とりとめのない日々を送るなかで、少しずつ和也の心の傷も癒えていくが…。
引用元:フィルマークス
視聴できるサブスク
現在、U-NEXT、Amazonプライムビデオでご視聴できます!
オススメポイント
現実を逃避していたその先で出会った二人の男女
皆さんもたまに現実逃避したい、もしくはしてしまう時ってないですか?
例えば
たまにしかない休みの日に
仕事おわりの一口目のビールと共に
激務の中の小休憩
ほんの数時間、ほんのひと時でもその現実から目を背けて何も考えたくない時間って、人間誰しも生きていれば一度や二度あるかと思います。
そんな一瞬の現実逃避の時、同じく現実逃避をしていた異性と出会う。
『閃光』はその一抹を描いた作品です。
元カノが結婚することを知り、少し侘しさを感じている和也。千鳥足で立ち寄った公園。そこにはブランコに乗る一人の女性、台湾人のキャバ嬢、月華(ユェファ)と出会う
月華は無邪気にブランコに乗っており、物珍しさで近寄った和也でしたが、月華との会話で元カノが結婚して寂しいと打ち明けた後、その気持ちに寄り添ってくれた月華を自宅に招くのです。
その後しばらく入り浸る月華とのひと時がこの映画の内容となっています。
和也はいい大人であるのにアルバイト生活の金欠フリーターで、その生活にも慣れてしまった印象の男性。元カノのとの仲は良好で今では友達。そんな関係だった元カノの結婚も和也にとって大きな事件かと言われたらそうではないんです。
彼氏がいたことは知っていたし、幸せそうでなにより。
だけど、なんか寂しい。
自分に今彼女がいなからとか、定職について生活が安定しているわけではないからとか。自分に対するいろんな現実を改めて突きつけられた気持ちになり虚しくなるわけです。
共感できる人はばんさんと一緒に挙手!笑
その落ち込みも時間が経てば薄れていく。でも今だけは少し現実逃避させてと思うわけです。
そんなところに寄り添ってくれる女性が現れてしまったら、そりゃその時だけでも頼りたくなる気持ちもわかります。
一方月華はというと、とても順風満帆とは言えない人生を歩んできて台湾人の女性。
作中、過去の描写があるわけではないですが、両親が再婚して12歳からずっとひとりぼっちと和也に話していました。
キャバ嬢の仕事を無断欠勤しブランコに乗り現実逃避をしていたところに落ち込んだ和也が現れ、彼女はひとりぼっちの和也を黙って見ていることはできなくなるわけです
※ばんさんの過剰解釈が混ざっています。
そんな二人の ” 閃光 ” の名の如く、一抹の恋愛模様。
要所要所に訪れるエモいシーンがオススメの映画です!
ばんさん的オススメポイント
主役、ヒロインである和也と月華はもちろん愛おしいキャラクターですが、小西悠加演じる和也の元カノ。長尾卓磨演じる、和也と元カノが通うバーの店員もストーリーには欠かせない存在であることは言うまでもないです。
こういったショートムービー。短編映画に出てくるキャラクターって長編映画以上に一人一人、存在の役割、重要さがあるのでキャラクターに対しての感情移入や共感性が高いですよね!
今回はばんさん含め、見た人が感じるこの映画の見どころを紹介しますね!
恋愛あるある
オススメポイントでも少しお話しましたが、この映画の見どころは
要所要所のエモいシーンでございます。
撮影を担当したのが写真家の柴崎まどかさん。
全体的な色味や強めのコントラストにより和也が住む街自体に擦れた印象や狭いコミュティを感じさせるような映像となっています。
そこで繰り広げられるストーリー(お芝居、シーン)ですがこの内容がまたエモい!
詳しいところまで話してしまうとネタバレになってしまうので要点を少しだけお伝えすると
・元カノの結婚を知った和也のリアクション
・和也に彼女ができたことを知る元カノのリアクション
・少しだけ見せた月華の本音
・二人だけの時間が流れるデートのひと時
見た人の人生の中で共感できるシーンがたくさんあると思います!
あーーーこの気持ちわかるわーーー
あーーーこれやられたことあるわーーー
あーーーこういう人周りにいたわーーー
そんな恋愛エピソードのあるある。しかも少し胸が締め付けられるようなシーンが沢山散りばめられています!
上質でもフレッシュでもなく、ありふれた、それでいて少しマッドな。
ビターで少し酸っぱい。ショコランジュのような映画です!
最後に
ショコランジュってあのオレンジにチョコレートぶっかけたやつです。
ばんさんだってたまにはオシャレな言葉使って例えてみたりしたいんですよ。ごめんなさい。
先ほどもお話しましたが写真家である柴崎まどかさんが個展で上演する作品を作ってほしいということで制作が決まった『閃光』
石橋夕帆監督と柴崎まどかさんの共通の知り合いということで田中一平さんが主演に決まり。当て書きで物語の作成がスタート。
先に決まったのが脚本ではなく主演俳優という珍しいパターンの映画でもあります!
※当て書き:役者に合わせて役やセリフを作る脚本
インディーズ映画の特徴の一つは、良くも悪くも制作人が好きなものを追求した作品が多いということです。
故に、視聴者の中で賛否が大きく分かれる作品も多いです。
『閃光』もインディーズ映画のカテゴリーに入りますし、監督の”好き、おもしろ”と思うものが詰め込まれていますが、
短編作品ならではのちょうどいい上演時間に加え、見ている人が経験したことのありそうな恋愛あるあるによって、比較的見やす映画だと感じました!
現在『閃光』はU-NEXT、Amazonプライムビデオでご視聴できます!
邦画、短編映画、恋愛映画で映画をお探してでしたら、ぜひご覧になってみてください!
最後までご覧いただき誠にありがとうございます!!
では、また違う記事で!ばんさんでした!おす!
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